夫が亡くなったときの喪中はがき

夫を亡くした年の暮れ、喪中はがきの準備は気持ちのうえでも負担が大きいものです。 書き方の基本はシンプルで、差出人は妻の名前、続柄は「夫」。 いつもの夫婦連名ではなくなる点と、夫の知人や職場への出し方が、ほかの場合と違うところです。 無理のない範囲で、必要なところだけ確かめてください。

差出人と続柄の書き方

項目書き方
差出人妻の氏名(例年の夫婦連名にはしない)
続柄夫
故人の名前姓が同じなら名前だけでもよい(例:夫 太郎)。フルネームでも構わない
年齢満年齢で「〇〇歳にて」とするのが一般的

喪中はがきの続柄は、差出人から見た関係で書きます。差出人が妻なので、続柄は「夫」になります。 例年、夫婦連名で年賀状を出していた場合も、喪中はがきは残された妻の名前だけで出すのが自然です。

日本郵便の文例でも、年齢は満年齢で書くのが一般的とされています。数え年で書く習慣のある地域もありますが、 どちらでも失礼ではありません。

子どもと連名にする場合

同居している成人の子どもと連名で出す家庭もあります。この場合、続柄は筆頭者(多くは妻)から見た関係で書くのが一般的です。 日本郵便の文例でも、連名で送る場合は世帯主から見た続柄で書くとしています。

どちらにするか迷う場合は、受け取る人の多くが誰とつながりがあるかで決めると分かりやすくなります。 子どもが独立して別に暮らしているなら、子どもはそれぞれ自分の名前で、続柄を「父」として出すのが一般的です。

誰に出すか(夫の知人・職場)

いつもなら自分の年賀状の相手に出せば済みますが、夫を亡くした場合は夫あてに年賀状をくれていた人にも知らせる意味があります。 夫の逝去を知らずに、夫あての年賀状を送ってくることを防げるからです。

宛名書きや住所の確認は、子どもや親族に手伝ってもらっても構いません。印刷サービスを使えば、宛名まで印刷できるものもあります。

出す時期と、間に合わないとき

喪中はがきは、相手が年賀状の準備を始める前、11月から12月上旬に届くように出すのが目安です。

12月に入ってから夫が亡くなった場合など、喪中はがきが間に合わないときは、無理に出す必要はありません。松の内が明けてから立春までの間に寒中見舞いを出し、夫が亡くなったことと、年始の挨拶ができなかったお詫びを伝えます。 日本郵便は、松の内を関東では1月7日まで、関西では1月15日までとしており、寒中見舞いは立春の前日(2月3日ごろ)までに出すのが目安です。

文例

基本の文例

喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年六月に夫 太郎が六十八歳にて永眠いたしました
生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

夫の友人・知人に向けて感謝を伝える文例

喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年九月に夫 山田太郎が七十二歳にて永眠いたしました
生前は夫が大変お世話になり 心より御礼申し上げます
寒さに向かう折から どうぞご自愛くださいませ

喪中はがきは、句読点を使わないのが慣習です。近況報告やお祝いごとの話題は入れません。 続柄と亡くなった月を選ぶだけで文面を作れる喪中はがき文例ジェネレーターもご利用ください。 ほかの続柄の書き方は喪中はがきの続柄の書き方にまとめています。

よくある質問

夫の会社や取引先にも喪中はがきを出すべきですか?

夫あてに毎年年賀状をくれていた相手には、出しておくと丁寧です。相手が夫の逝去を知らないまま年賀状を送ってくることを防げます。会社として儀礼的にやりとりしていただけの場合は、無理に出さなくても失礼にはあたりません。

夫あての年賀状が届いてしまった場合は、どうすればいいですか?

松の内が明けてから立春までの間に、寒中見舞いで夫が亡くなったことを伝え、年始の挨拶ができなかったことをお詫びします。知らせが行き届かなかったのは珍しいことではないので、気に病む必要はありません。

喪中はがきを出すのがつらく、気持ちの整理がつきません。出さなくてもいいですか?

喪中はがきは義務ではありません。年明けに届いた年賀状に、寒中見舞いで返事をする形でも十分です。家族や子どもに宛名書きや手配を手伝ってもらうのもよいでしょう。

参照した資料

編集方針

文例の人物名は架空のものです。喪中はがきの書き方や出す範囲には、地域や家庭による違いがあります。